自己免疫性疾患とは
自己免疫性疾患とは、本来、体内の異物に反応し排除するための免疫が、自己の正常な細胞や組織にまで反応し攻撃を加えてしまう疾患を言います。攻撃する細胞や組織によって、特定の臓器に症状として表れたり、全身症状として表れたり、症状の表れ方もさまざまです。
昔は、パウル・エールリヒにより免疫系は自己の正常な細胞や組織を攻撃しないと提唱されていましたが、その後の研究により自己抗体が発見され、さまざまな自己免疫性疾患が明らかになってきました。中には難治性の高い特定疾患に定められている自己免疫性疾患も多いようです。
代表的な特定疾患に定められている自己免疫性疾患には、重症筋無力症、原発性胆汁性肝硬変、大動脈炎症候群、特発性血小板減少性紫斑病、天疱瘡、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、全身性皮膚硬化症、結節性多発動脈炎、顕微鏡的多発動脈炎、アレルギー性肉芽腫性血管炎、ウェゲナー肉芽腫症、混合性結合組織病などがあります。 特定疾患には定められていませんが、膠原病や関節リウマチなどは自己免疫性疾患としてよく知られています。
自己免疫性疾患は、女性に多くみられるようで、ホルモンが関与しているという考えもあるようです。