肝臓病
肝臓病は、生活習慣病が注目され始めてから、最近では21世紀の国民病と言われるくらい増加傾向にあるとされています。肝臓は症状の発現が遅いこと、ウィルス性肝炎に感染しても気付かないことから、沈黙の臓器とも言われています。
肝臓には、胃や腸で消化された栄養分を吸収し、分解・合成・貯蔵して、体全体に供給するという、人間の体に不可欠な働きを担っています。その他、胆汁の生成やアルコール・薬の代謝や解毒を行っており、脂肪の消化吸収には欠かせないため、生活習慣病やメタボリックシンドロームにも影響を与えています。
肝臓病の症状には、食欲不振、嘔吐、疲労感、黄疸、灰白色便、手掌紅斑、くも状血管腫などがありますが、症状の発現が遅いため、初期状態で発見することは困難であるとされています。浮腫、腹水、吐血、下血などの症状が表れると、病状は進行していると言えるでしょう。肝臓にはアンモニアを解毒する働きもあり、症状が進むと、血液中のアンモニア濃度が高くなるため、不眠、会話の遅れ、放尿、傾眠状態、昏睡状態などを引き起こす
場合もあります。
肝臓病の原因は、ウィルス感染、アルコール性、薬剤などがあげられますが、自己免疫性による肝臓病が女性に多くみられるようです。