バセドウ病の診断基準

バセドウ病は、甲状腺腫大・眼球突出・頻脈などといった代表的な身体的症状の他に、血液検査の結果による診断基準があります。血液検査では、甲状腺ホルモン(freeT4)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、TSH受容体抗体(TRAb)の値をみます。


①殆どの(99.97%)甲状腺ホルモンは、タンパク質と合成し、残りが遊離サイロキシン(FT4)としてタンパク質と遊離した状態で存在しています。バセドウ病は、過剰な甲状腺ホルモンの分泌による病気です。遊離サイロキシン(FT4)は、正常値よりかなり高値を示すことになります。

②甲状腺刺激ホルモン(TSH)は、血液中の甲状腺ホルモンを検知し、必要なときに甲状腺を刺激して甲状腺ホルモンを分泌させる働きがあります。バセドウ病の場合、血液中に甲状腺ホルモンが過剰に存在しているはずです。つまり、これ以上甲状腺ホルモンを分泌する必要がありませんので、甲状腺刺激ホルモンも分泌されません。バセドウ病の場合、甲状腺刺激ホルモン(TSH)は、極端に減少します。

③TSH受容体抗体(TRAb)は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)と同じ働きを持っている自己免疫体です。TSH受容体抗体(TRAb)は、血液中の甲状腺ホルモンの濃度と関係なく甲状腺を刺激し、甲状腺ホルモンを作り続けることになります。この自己免疫体がバセドウ病を引き起こす主な原因と考えられています。

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