バセドウ病の主な症状~甲状腺機能亢進症~
バセドウ病の主な症状は、甲状腺ホルモンの過剰分泌による甲状腺機能亢進症です。甲状腺ホルモンには、新陳代謝を活発にするという働きがあります。正常な甲状腺ホルモンの分泌が行われていれば、必要なときに新陳代謝を活発にさせ、健康な体を保つことができます。
しかし、過剰な甲状腺ホルモンの分泌は、常に新陳代謝を活発にさせてしまい、無駄なエネルギーを使ってしまうことにもなります。安静にしていても、過剰なホルモン分泌により、新陳代謝は活発になり、かえって疲れてしまうというわけです。
甲状腺機能亢進症の症状には、疲れやすい、動悸、頻脈、手指のふるえ、息切れ、多汗、体重減少などがあります。これらは、新陳代謝が亢進するため、常に心臓が活発に働いているために、じっとしていても引き起こされてしまう症状です。
中でも頻脈はバセドウ病のメルゼブルクの三徴と言われる主な症状の一つで、通常は1分間に60~80が、100以上となる場合もあります。通常は激しい運動をしたあとに表れる症状が、じっとしていても表れてしまうのです。寝ていても、動悸が激しく、眠れないという人も多いようです。さらに精神不安やイライラを引き起こし、精神面にも支障を来してしまうケースも少なくないようなので、早期発見、早期治療が重要な課題とされています。