バセドウ病の主な症状~甲状腺腫~
バセドウ病の症状には、メルゼブルクの三徴と言われる3つの大きな特徴ある症状があります。バセドウ病の主な症状の一つは、甲状腺腫です。甲状腺腫とは、甲状腺の腫れのことを言います。甲状腺腫には、瀰漫性甲状腺腫と結節性甲状腺腫がありますが、バセドウ病の甲状腺腫はび漫性甲状腺腫で、甲状腺全体が腫れるという症状です。
甲状腺腫の原因は、ヨードの欠乏にあることが確認されています。甲状腺腫のもうひとつの原因は、甲状腺の働きが活発になりすぎている、つまり甲状腺ホルモンの過剰分泌にあるというわけです。逆に、血液中の甲状腺ホルモンが減少した場合、脳下垂体から甲状腺刺激ホルモンが多量に放出され、甲状腺を肥大させてしまう結果となるのです。
甲状腺腫をがんと勘違いしている方もいるようですが、がんであることは稀で、殆どは正常に機能しています。甲状腺刺激ホルモンの分泌を抑えることで甲状腺腫が小さくなるので、多くの場合、ホルモン療法が行われます。効果がない場合は、稀に、外科手術で取り除くこともできるようです。甲状腺の手術に関しては、反回神経を傷つけると声が嗄れたり、手術の傷跡が残ったりするので、細心の注意を必要とします。経験豊富な甲状腺専門医にお願いしましょう。