甲状腺クリーゼ

甲状腺クリーゼとは、甲状腺が突然、過剰な機能亢進状態を引き起こす病気で、命にかかわる重体に陥る可能性もあり、大変怖れられてる病気です。甲状腺機能亢進症の最も重篤な状態と言われています。


甲状腺クリーゼの症状には、不整脈、早い脈拍、ショック症状などがありますが、これらの症状は通常と異なり、致死的な危険を伴う値となります。また、発熱、脱力感、筋力低下、イライラ、錯乱、意識変容、昏睡状態、黄疸を伴った肝臓肥大など...放ってはおけない症状が表れます。

甲状腺クリーゼは、甲状腺機能亢進症の治療を行わなかったり、甲状腺機能亢進症の治療が不十分であった場合に引き起こされます。また、感染症、外傷、手術、糖尿病、妊娠や出産などがきっかけになる場合や、甲状腺機能亢進症であることを知らずに、これらの治療や処置を行った場合なども注意しなければなりません。

甲状腺クリーゼの治療は、集中治療室などでの治療を要し、予断を許しません。抗甲状腺剤やヨード剤を用いた内服薬治療、アイソトープ(放射性ヨード)治療、外科手術の3つの方法の中から、適切な治療方法が施されます。最近では、バセドウ病も早期に発見され、早期に適切な治療が行われるようになったため、甲状腺クリーゼ患者は殆どみられなくなりました。バセドウ病の適切な治療を施していれば、甲状腺クリーゼを引き起こすことはありません。

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