ステルワーグ徴候、グレーフェ徴候、メビウス徴候

バセドウ病の主な症状は、甲状腺腫大、眼球突出、頻脈のメルゼブルクの三徴や、甲状腺機能亢進症などです。その他に言われているのが、ステルワーグ徴候、グレーフェ徴候、メビウス徴候です。


ステルワーグ徴候とは、瞬きの回数が増える症状を言います。上眼瞼拳筋と下瞼筋の緊張により引き起こされる症状です。

グレーフェ徴候とは、上方を注視した後、下方に視線を移すと、上眼瞼下際と角膜の間に白眼が見える症状を言います。上眼瞼拳筋が過度に緊張することで引き起こされます。交感神経が刺激されて引き起こされ、肝硬変でも同じ症状がみられる場合があります。

メビウス徴候とは、両眼輻輳失調を言います。屈折異常においてもみられる症状です。

その他バセドウ病にみられる眼の症状として、上眼瞼拳筋の弛緩障害や交感神経の刺激による上眼瞼が緊張するダルリンプル徴候なども見られま。

このように、眼の症状はバセドウ病の特徴とされており、眼の症状を引き起こす要因も明らかにされているのですが、バセドウ病の原因とも言える甲状腺ホルモンによる甲状腺機能亢進症の症状の進行とは必ずしも一致せず、甲状腺機能亢進症の症状が改善されても、眼の症状は改善されないケースも少なくないようです。また、甲状腺機能亢進症の症状が重症化しても、眼には全く症状が表れないケースもあるようです。

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