自律神経の病気
自律神経の病気として知られているのが、自律神経失調症です。自律神経失調症とは、自律神経の交感神経と副交感神経のバランスの崩れにより引き起こされます。自律神経は体の働きを調整するという大切な働きを担っています。自律神経失調症の症状は、頭痛、疲労感、動悸、発汗、不眠、めまい、のぼせなど、バセドウ病の症状と類似している点が特徴です。
自律神経失調症は、比較的女性に多くみられる症状で、月経、妊娠や出産、更年期、閉経などによる女性ホルモンが影響を与えていると考えられています。
自律神経の交感神経は、緊張を高め、心身の活動を活発にする働きがあります。副交感神経は、緊張を和らげ、心身をリラックスさせる働きがあります。通常は、交感神経と副交感神経がバランスを保って心身活動の調整を行っているのですが、バランスの崩れにより常に交感神経が働いてしまうと、常に緊張を高め、心身の活動を活発にする作用が働いてしまいます。甲状腺ホルモンが過剰に分泌された場合の症状と同じです。
ただし、治療方法は、バセドウ病など甲状腺機能障害とは異なります。自律神経失調症の治療薬としては、自律神経調節剤、安定剤、女性ホルモン剤、漢方薬などが用いられます。