外科手術による治療
バセドウ病の治療は、殆どの場合、抗甲状腺剤による薬物療法やアイソトープ(放射性ヨード)治療などが用いられて行われます。これらの治療方法によって、全く改善がみられなかった場合、甲状腺の一部を残して切除する外科手術が行われる場合もあります。
甲状腺を減らすことで、甲状腺ホルモンの過剰分泌を減らすことができるのです。甲状腺ホルモンは、人間が生きていくうえで不可欠な甲状腺ホルモンを作り出す器官でもあります。よって、全て切除するわけにはいきません。一部残すことで、必要とされるだけの甲状腺ホルモンの分泌を行うことができるのです。
甲状腺の一部を残して切除する外科手術は、手術に伴う苦痛と入院が必要で、多少の傷痕が残るという欠点もありますが、効果は短期間で確実に表れるとされています。また、手術を境に薬の服用を中止することができます。
残された甲状腺から再発するケースもあるようですが、甲状腺が小さくなっているので、殆どの場合軽い症状であるとされています。また、効果がありすぎて、逆に甲状腺機能低下症を引き起こす場合もあるようですが、甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモン剤で簡単にコントロールできる病気なので、バセドウ病の重い症状に苦しむよりは、はるかに楽になると言われています。