薬物療法
バセドウ病の治療法として最も用いられている方法は、抗甲状腺剤を使った薬物療法です。医師の指示に従い、適切な量を服用すれば、1~3カ月で血液中の甲状腺ホルモン濃度を正常にすることができます。
ただし、濃度が正常になったからといって服用を中断すると、元の状態に戻ってしまいます。抗甲状腺剤は、甲状腺ホルモンを抑えることはできますが、自己免疫体を作り出すプロセスを改善したわけではないのです。定期的に甲状腺ホルモン値を測定しながら、医師の指示に従い、抗甲状腺剤を服用し続けることです。
バセドウ病の症状が軽い場合は、徐々に服用回数を減らし、中止することもできるようになるようです。かゆみ、発疹、肝機能異常、無顆粒球症、発熱を伴う関節痛などといった副作用が考えられます。服用期間は注意し、医師の指示に従いましょう。
抗甲状腺剤の他にヨード剤を補助的に用いる場合もあります。甲状腺機能とヨードは深いかかわりがあり、不足しても、過剰に摂取されても、甲状腺に異常を来すことになります。甲状腺機能亢進症の治療においても使われる場合があります。
自己免疫体に効果がみられる副腎皮質ステロイドも服用される場合がありますが、副腎皮質ステロイドは副作用の問題があり、長期間の服用は避けなければなりません。